改修事例

改修事例一覧 > 旧堀切邸

旧堀切邸

旧堀切邸は、福島市の奥座敷ともいえる飯坂温泉の中心部に位置する邸宅で県内最大最古の土蔵とされる十間蔵をはじめ歴史的・民俗学的に価値のある建造物群です。
修復前
旧堀切邸は地元のみならず国政に尽くした堀切家の生家としてはもちろん、歴史的遺構としても価値の高い建造物ですが、建造物によってはひどく痛んでいるものがありました。
改修後
主屋と付属蔵(道具蔵、中蔵、新蔵)は、既存形態を活かしながら修繕・修理工事を基本とし、雨漏りのひどい天然スレート屋根の葺き替えや木製建具の交換、劣化部材の取替えやしっくい壁の塗り替えなどの工事を行いました。
また、各種集会などの不特定多数の利用形態に対応するため、トイレや厨房の新設並びに空調設備を設置するなど、旧家になじむ意匠に苦労しました。
耐震補強工事として基礎や耐力壁の新設を行ったため、東日本大震災にも影響がありませんでした。
改修前の十間蔵
福島市指定有形文化財であることから、保存修理設計にあたっては、建築史草野研究室:故・草野和夫氏の監修を受けて詳細調査から実施計画まで行いました。
改修後の十間蔵
雨漏りや柱材の腐朽・白蟻被害が多く、梁桁材は折損や変形・途中切断が著しいため、全体の2/3を解体の上、復原修復とした。復原にあたっての土壁や三和土づくりは、材料調達から工法まで熟練した職人との対話によって実現しました。
Copyright (C) sundeminka.net All rights reserved.